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「クルマの神様」 [Books&Magazines]

 ちょっと、古い話ですが、「クルマの神様」が発売されました。

 福野礼一郎氏による「試乗感想記」になってますが、(実際、ほとんどの文章を氏が書いてます。)相変わらずの辛口評です。そのためかどうか、「広告」というものが殆どありません。おかげで、ページ数の割りに大変高価な価格設定となってます。雑誌にとって広告というものが、いかに大切かわかります。(ということは、その大切なスポンサー様の製品を悪くは言えない訳で。)

 で、本題。
 「ゴルフとゴルフ・プラス」のところで、「ゴルフ・プラスをゴルフと呼び、ゴルフのことはゴルフ・マイナスと呼ぼう。」と、どこかの雑誌でみたような表現がありました。ただ、ゴルフ・プラスの販売はあまり延びていない、とも書かれており、自動車評論家の唱える崇高なるご高説と、一般人の消費行動は必ずしも一致しない例と思います。それもまあ当然といえば、当然で消費者というのは、「理論的に正しいものが欲しい訳ではない。」からです。でなければ、2トンを超えるミニバンを独身者が買ったり、燃費で価格差を埋める事のできないハイブリッド車を買ったりはしません。少しでも自分の中で欲しいと思えば、それが正義なのです。
 逆に言えば、その少しを探し当てたクルマがヒットするというわけです。(日本の場合は、付和雷同ということあるので、もう少し複雑かもしれません。)

 所詮、評論家は自分のほめたクルマが売れたからといって収入が増えるわけでなく、またその逆もないわけで、気楽な商売です。(雑誌が売れないと収入は減るけど。)


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